ヤンキースFAの田中将大投手(32)が、楽天に復帰することが決まった。28日にも発表される。

田中は06年の高校生ドラフト1順目で楽天に入団。1年目から活躍し、13年には24勝0敗、防御率1・27の成績を残しチームの初優勝、日本一に大きく貢献した。

同年オフ、ポスティングシステムを利用してヤンキースに移籍。ローテの軸として7年間で78勝と安定した成績を挙げ契約を満了、FAとなっていた。日米通算177勝81敗、防御率2・94。

メジャーからのオファーを受ける中、愛着の深い古巣復帰という大きな決断に至った。楽天は田中のヤ軍移籍後も信頼関係を継続。石井一久GM兼監督(47)は「決断をした時に、来ていただける準備をしていかなくては」と話し、代名詞の背番号「18」を提示する意向を示していた。

◆田中将大(たなか・まさひろ)1988年(昭63)11月1日、兵庫県生まれ。駒大苫小牧2年夏に甲子園優勝。3年夏は斎藤(早実=現日本ハム)と投げ合い決勝再試合の末、準優勝。06年高校生ドラフト1巡目で楽天入団。13年はプロ野球新記録の開幕24連勝をマークし、楽天を初の日本一に導いた。同年オフにポスティングシステムでヤンキース移籍。大リーグ通算7年で野茂(123勝)黒田(79勝)に次ぐ78勝を挙げた。08年北京五輪、09、13年WBC日本代表。188センチ、98キロ。右投げ右打ち。夫人はタレントの里田まい。