Kamis, 06 Februari 2020

メッシでもクリロナでもない! 今季の欧州5大リーグで、シュート決定率が最も高い選手は? - SOCCER KING

驚異的なシュート決定率を誇る“ゴールハンター”たち [写真]=Getty Images

「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

 ドルトムントに所属するノルウェー代表FWアーリング・ハーランドの勢いが止まらない。今冬にザルツブルクから加入すると、ブンデスリーガデビューから3試合連続で得点をマーク。ここまでシュート8本で7ゴールを奪っており、決定率は驚異の87.5%を叩き出している。

 では今季、シュート決定率が最も高い選手は誰なのだろうか。今回は、欧州5大リーグでシュートを50本以上打っている選手たちを対象に調査してみた。

 その他のリーグで記録したシュート数はカウントしていない。例えば、前半戦はオーストリアでプレーしていたハーランドは“シュート50本”の基準を満たしておらず、調査の対象外としている。なおデータの集計にあたっては、統計サイト『WhoScored.com』を参照した。

 調査の結果、リーガ・エスパニョーラでトップ10にランクインした選手は1人もいなかった。同リーグ最高の決定率を誇るのは、バルセロナのウルグアイ代表FWルイス・スアレス。21.2%は、欧州5大リーグ12番目の記録だった。

 やや意外にも思えるが、トップ10には、果たしてどんな選手が名を連ねたのか。10位から順に紹介しよう。

※以下、情報はすべて2月6日時点のもの

10位 ロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン)

ロベルト・レヴァンドフスキ [写真]=Getty Images


ゴール数:22得点
シュート数:95本
決定率:23.2%

 ブンデスリーガの得点ランキングトップを快走するレヴァンドフスキは、シュート数も多いが決定率も高い。今季ここまでに放ったシュート数は95本。欧州5大リーグでは、ユヴェントスのクリスティアーノ・ロナウド(105本)に次ぐ2番目の多さだが、決定率はC・ロナウド(18.1%)を5%以上、上回っている。

9位 ルイス・ムリエル(アタランタ)

ルイス・ムリエル [写真]=Getty Images


ゴール数:12得点
シュート数:51本
決定率:23.5%

 今季出場した20試合のうち11試合は途中出場ながら、リーグ6番目の12ゴールをマーク。チーム最高の決定率(23.5%)を武器に、スーパーサブとしても活躍している。

8位 ティモ・ヴェルナー(ライプツィヒ)

ティモ・ヴェルナー [写真]=Getty Images


ゴール数:20得点
シュート数:84本
決定率:23.8%

 今季、ブンデス最高の決定力を誇るのがヴェルナーだ。ゴール数(20)ではレヴァンドフスキ(22)に及ばないが、決定率(23.8%)ではライバル(23.2%)をわずかに上回る。得点王争いの行方はもちろん、決定率の争いにも今後、要注目だ。

7位 ピエール・エメリク・オーバメヤン(アーセナル)

ピエール・エメリク・オーバメヤン [写真]=Getty Images


ゴール数:14得点
シュート数:58本
決定率:24.1%

 アーセナルでただ一人、50本以上のシュートを放ち、リーグ3位タイの14ゴールを記録。14ゴールで並ぶ4選手の中では、モハメド・サラー(16.5%/リヴァプール)、マーカス・ラッシュフォード(18.9%/マンチェスター・U)、ダニー・イングス(22.6%/サウサンプトン)を上回って、オーバメヤンが最高の決定率を誇っている。

6位 ロメル・ルカク(インテル)

ロメル・ルカク [写真]=Getty Images


ゴール数:16得点
シュート数:66本
決定率:24.2%

 シュート数では2トップを組むラウタロ・マルティネス(85本)に劣るものの、ゴール数では同選手(11得点)を上回る16ゴールをマーク。決定率は、L・マルティネス(12.9%)を10%以上も上回っている。

5位 セルヒオ・アグエロ(マンチェスター・C)

セルヒオ・アグエロ [写真]=Getty Images


ゴール数:16得点
シュート数:64本
決定率:25.0%

 今季は64本のシュートを放ち、プレミア2位の16ゴールを記録。4本に1本のペースでゴールネットを揺らしている。決定率は、ケヴィン・デ・ブライネ(9.9%)、ガブリエル・ジェズス(14.8%)、ラヒーム・スターリング(16.2%)を上回るチームNo.1だ。

4位 ジョアン・ペドロ(カリアリ)

ジョアン・ペドロ [写真]=Getty Images


ゴール数:14得点
シュート数:51本
決定率:27.5%

 カリアリで“10番”を背負うジョアン・ペドロは、今季セリエA全試合に出場。ルカクに次いで、リーグ4位タイの14ゴールをマークしている。27.5%という高い決定率を誇り、第22節終了時点で6位と躍進するカリアリをけん引している。

3位 ウィサム・ベン・イェデル(モナコ)

ウィサム・ベン・イェデル [写真]=Getty Images


ゴール数:15得点
シュート数:53本
決定率:28.3%

 リーグ・アンから唯一、トップ10に名を連ねたのがベン・イェデルだ。シュート数はリーグ11番目と決して多くはないが、得点ランクトップの15ゴールをマーク。この凄まじい決定力で、チーム総得点(38)の40%近いゴールを生み出している。

2位 チーロ・インモービレ(ラツィオ)

チーロ・インモービレ [写真]=Getty Images


ゴール数:25得点
シュート数:88本
決定率:28.4%

 C・ロナウド(105本)、レヴァンドフスキ(95本)に次ぐシュート88本で、欧州5大リーグ最多の25ゴールを奪っている。ちなみにセリエAのシーズン歴代最多得点記録は、2015-16シーズンにゴンサロ・イグアインがナポリで樹立した36ゴール。開幕22試合で25ゴールという現在のペースを維持できれば、記録更新は間違いない。

1位 ジェイミー・ヴァーディ(レスター)

ジェイミー・ヴァーディ [写真]=Getty Images


ゴール数:17得点
シュート数:53本
決定率:32.1%

 今季ここまで、決定率が最も高い選手はヴァーディだった。シュート数はプレミア20位タイの53本だが、第25節終了時点で得点ランク1位の17ゴールをマーク。決定率(32.1%)は全選手の中で唯一の“3割超え”を達成した。

(記事/Footmedia)

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2020-02-06 11:23:31Z
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