日本陸連は18日、都内で男子10種競技の右代啓祐(33=国士舘ク)を世界選手権(27日開幕、ドーハ)代表に“誤選出”していた問題について会見を行った。日本陸連の麻場一徳強化委員長(59)は「ことの状況と経緯を説明する前に、右代選手に対しまして強化委員長として、あのようなコメント(ツイッター)を出さなきゃいけないような、つらい思いをさせてしまったことについて、心からおわび申し上げたいと思っております」と謝罪した。
原因は、日本陸連の選考要項に「不備があったと認めたい」(麻場委員長)と説明した。4月のアジア選手権優勝者は、世界選手権の参加標準記録と同等の扱いだったという認識だったが、国際陸連は混成種目、フィールド種目、1万メートルなど一部について、各地域王者については「選手のレベルに基づいて」資格の有無を判断すると定めていた。
右代は17日夜に、自身のツイッターを更新。「出発10日前に突然の内定取り消しの連絡が入ったみたいです。直接の説明も陸連からもらっていないし、今日(17日)の結団式も欠席するべきなのかどうなのかギリギリまで悩みました」と記した。さらに「こんな直前にあんまりです」と悲痛な胸の内を明かしていた。
右代は、アジア選手権に優勝して、さらに6月の日本選手権を制したことで、日本陸連から世界選手権代表に選出された。その後の3カ月間は世界選手権の準備に入っていた。仮に世界選手権に出場できない可能性があることを知っていれば、あらためて世界選手権参加標準記録にチャレンジする選択肢もあった。同参加標準記録は8200点。右代の今季ベストは7872点だが、自己ベストは8308点で突破の可能性はあったといえる。ツイッターでも「この3カ月、世界陸上の標準記録突破を目指すこともできました」とつぶやいている。
https://www.nikkansports.com/sports/athletics/news/201909180000353.html
2019-09-18 06:09:00Z
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