東京オリンピックの覇者でありながら、去年の世界選手権では決勝の舞台に進めなかった大橋悠依選手。
苦悩の1年を経て今大会に臨みました。
東京大会では、400メートルと200メートルの女子の個人メドレー2冠を達成した大橋選手。
しかし、その翌年は、苦悩の1年となりました。
東京大会を境に日本代表メンバーは入れ代わり、若手が増えた一方、先輩たちは引退。
この時期、大橋選手は悩みを打ち明ける相手がおらず、みずから抱え込み続けていました。
「本当はもう心が折れて泣きたいんだけど、態度に出すのはあまりよくないとか考えて、パンクしそうになる時があって一番しんどかった」と当時の思いを吐露したうえで、「やめるタイミングをミスったかな。オリンピックが終わってからやめたらよかったかな」と競技から離れることを何度も考えたと言います。
それでも、東京大会が無観客となったことで「やっぱり家族とか、いつも応援に来てくれた人たちの前で泳いでからやめたい」と今大会への思いを強く持って現役を続けてきました。
最近は、考え方も変わってきたといいます。
「競う目標をほかの選手にしてしまうと劣っているところばかり見えてくる」として、今は、自身のベストタイムを超えることを大事にしています。
周りを気にしすぎず、みずからのことに集中してトレーニングを重ねてきた大橋選手。
今大会で「一番の目標」としてきた決勝では、前半から追う展開となり結果は6位。
それでもレース後には充実した表情を見せていました。
「去年は気持ち的な部分でも、『よし決勝に行くぞ』という気持ちで準決勝は泳げなかったが、今回は前向きに挑むことができた」と心境の変化を口にしました。
そして、「来年、世界と戦うには選考会を余裕を持ってクリアしたうえで、そこからどうやって上げていくかがすごく必要になる。そういう部分を体感できた」と話し、パリオリンピックを見据えました。
苦悩の日々を乗り越え、自国開催の大会での応援を力に気持ちを新たにした大橋選手。
目指すのは、パリの舞台で再び頂点に立つことです。
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2023-07-24 15:32:25Z
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