Senin, 11 Oktober 2021

【巨人】ドラ1関西国際大・翁田大勢、新人王、胴上げ投手へ「目標160キロ」 - スポーツ報知

◆2021年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD(11日)

 「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が11日、都内のホテルで行われ、巨人は関西国際大・翁田(おうた)大勢投手(22)を1位指名した。最速157キロ右腕は「自分はリリーフに向いている。優勝のかかった試合を任せられるように」と“胴上げ投手”に意欲。160キロも目標に、同校出身として10年の榊原諒(日本ハム)、12年の益田直也(ロッテ)に続く新人王を目指す。

 思いがけない巨人のドラ1指名だった。翁田の表情は喜びよりも驚き、戸惑いが勝っていた。「『あ、早いな』と思った。他のドラフト1位の選手に比べて、実績だったりは、全然(ない)。巨人のファンの方に『大丈夫か?』と多分思われていると思う。プロに入ってから、しっかり信頼される選手になっていきたい」と少し控えめに意気込んだ。

 持ち味は何と言っても、スリークオーター気味のフォームから繰り出される力強い速球。「直球でどんどん押していくのが自分のセールスポイント。160キロを投げるというのは、目標。プロに入ってからも、直球を磨いていきたい」。9月19日の大産大戦では自己最速を4キロ更新する157キロをマーク。「チームのガンは155キロでした…」と謙遜したが、常時150キロ台の速球はセ・リーグの日本人投手では少ないタイプ。1年目から相手打者の脅威となるはずだ。

 大学時代は先発を務めるが、大学の先輩でロッテの守護神を務める益田に憧れ、自身を「リリーフに向いている」と分析する。「優勝のかかった試合、緊迫したところを任されるような投手に」。新人王はもちろん、これまでの野球人生で全国大会の経験もないだけに、優勝、そして抑えとして胴上げ投手になるイメージもかきたてた。

 本格的に投手を始めたのは兵庫・西脇工の2年秋から。3年夏の県ベスト16が最高成績ながら、4番で高校通算14本塁打を放ちプロの注目を集めた。志望届を提出したが、指名漏れ。悔しさをバネに、大学で球速は10キロアップした。3年秋に右肘炎症、4年春の右肘疲労骨折もあったが、157キロをマークした大産大戦では延長10回188球を投げ切った。「1年目からどんどん投げていきたい」と、けがの不安もない。

 兵庫・多可町生まれで阪神ファンとして育った。「阪神と勝負できるようなときは、阪神ファンに『阪神に来てほしかった』と言ってもらえるように。すべての野球ファンを魅了できるような選手に」と将来像を描いた。「(巨人は)12球団でもトップレベル、そういう歴史のあるチーム。背負うものは、いっぱいあると思う。その中で活躍していきたい」。ほとんど無名の逸材。重圧を力に、巨人のドラ1として、その名をとどろかせていく。(畑中 祐司)

 ◆「翁田」という名字 「日本姓氏語源辞典」によれば、翁田は主に兵庫県多可郡多可町で見られ、全国でもおよそ100人と珍しい。「おうた」のほか「おきた」「おきなだ」と読むこともある。

 ▼…巨人の1位指名は、大学生投手の翁田(関西国際大)。最近10年間の1位指名は高校生投手2人、高校生野手、大学生野手各1人、大学生投手は6人になる。関西国際大からドラフト指名された選手は、すべて投手で4人目、巨人は初。08年日本ハム2位の榊原諒は10年、11年ロッテ4位の益田直也は12年の新人王になった。

 ▼…巨人が阪神大学リーグ所属の選手を指名したのは、98年1位・上原浩治(大体大)、07年1巡目・村田透(大体大)、10年4位・小山雄輝(天理大)に次ぎ4人目。こちらもすべて投手で、上原は1年目に20勝4敗、防御率2.09、179奪三振。最多勝、最優秀防御率、最多奪三振に最高勝率。新人王、沢村賞に輝いた。翁田も大学の先輩投手、上原にあやかり1年目から活躍したい。

Adblock test (Why?)


https://news.google.com/__i/rss/rd/articles/CBMiNGh0dHBzOi8vaG9jaGkubmV3cy9hcnRpY2xlcy8yMDIxMTAxMS1PSFQxVDUxMjIzLmh0bWzSAQA?oc=5

2021-10-11 21:00:00Z
52783705696968

Tidak ada komentar:

Posting Komentar