<16歳年上のセリーナに、大坂は「コート上で対戦することが夢のよう」と敬意を表したが>
全豪オープン・女子シングルス準決勝が行われた18日、大坂なおみにストレート負けしたセリーナ・ウィリアムズが、試合後の会見で感情を抑えられず、わずか数分で涙ぐみながら退席した。
テニス4大大会の最多24勝を目指すセリーナだが、偉業の達成は今年5月に開幕する全仏オープンに持ち越された。現在39歳のセリーナは、妊娠中の2017年に全豪オープンで優勝し、4大大会の最多優勝記録23勝を更新した。しかしその後は、4大大会の2つの準決勝と4つの決勝で敗退している。
今回の敗退は、セリーナにとってもかなりのショックだったようで、試合後の会見では何とか言葉を絞り出していた。
セリーナは試合中、24の凡ミスを重ね、ウィナー(ラリー中の相手にボールを触らせない勝ち点)は12本しかなかった(大坂は20本)。ミスが多かった原因について問われたセリーナは「分からない......以上です」と絶句。涙で声を詰まらせ、そのまま足早に会見を立ち去った。
After her semifinal loss to Naomi Osaka, Serena Williams leaves the pressroom in tears.#AusOpen pic.twitter.com/g95Fva006O
— Tennis Channel (@TennisChannel) February 18, 2021
セリーナ引退の憶測
前回2017年の全豪オープン優勝から丸4年、4大大会の優勝から遠ざかっているセリーナには、引退の憶測が流れている。18日の試合後、セリーナは胸に手をあてて観客に手を振りながらコートを退場。会場のファンからスタンディング・オベーションで見送られた。
まるで「引退」を連想させるこの状況についても会見で質問されたが、セリーナは曖昧な答えしかしなかった。
「分からない。オーストラリアの観客は素晴らしいので、会えてとても良かった」とセリーナは話した。「もしさよなら(引退)するとしたら、誰にも告げることはないだろう」
会見にはそのまま戻らなかったセリーナだが、その後インスタグラムの投稿でファンの応援に感謝を表した。
「今日は理想的な結果でもプレイでもなかったが、こういう時もある」とセリーナは書いている。「みんなの前でプレイできることはとても光栄だ。みんなの応援、みんなの声援。もっといいプレイができればよかった。みんなのひとりひとりにずっと恩を感じるし、感謝している。愛してる。愛してる。愛してる。大好き。」
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2021-02-19 05:00:00Z
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