楽天田中将大投手(32)が19日、復帰後初実戦となる20日の日本ハムとの練習試合(金武町ベースボールスタジアム)に向け、チェックポイントを挙げた。日本では日本一を決めた13年11月3日の巨人との日本シリーズ以来、実に2666日ぶりの登板。計5度のブルペンでも日本のボール、マウンド、ストライクゾーンなどを確認したが、実戦の中で調整する。

(1)対打者での投球感覚

「自然と力とかも入ってくるとは思うので、いろんなズレも出てくるでしょうし、いろんなところの感覚、感触を確認することができたらなと思います」

(2)真っすぐ

「どれかを投げないでおこうとか、隠そうとかはないです。まだ球数も多くないから、いろいろやろうとしてゴチャゴチャとするのも良くないと思うので、基本は真っすぐだと思います」

(3)フォームのバランス

「ボールをしっかり制球できるかどうか。そのためにはいいフォームで投げなきゃいけないし、一番はそこです。いいバランス、フォームで投げられないとうまく制球できないので」

この日は投手練習に参加し、同戦で実戦デビューするドラフト1位の早川らとダッシュ、キャッチボールなどで汗を流した。「その日になれば気持ちも変わってくるだろうし、その姿を見ていただける機会というのはニュースとかになってくると思うんですけど、皆さんに楽しみにしていただけたら」と心待ちにするファンに快投を誓った。