森氏後任の検討委員会 五輪組織委がきょう初会合（写真=共同） - 日本経済新聞

12日に開かれた東京五輪・パラリンピック組織委の理事会と評議員会の合同懇談会に出席した（左から）武藤敏郎事務総長、森喜朗会長、御手洗冨士夫名誉会長、川淵三郎氏（東京都中央区）=共同

東京五輪・パラリンピック大会組織委員会は辞任を表明した森喜朗会長の後任選定に向けた「候補者検討委員会」（委員長・御手洗冨士夫名誉会長）の初会合を16日午後に開く。組織委の武藤敏郎事務総長が同日明らかにした。選考基準などを議論し、2回程度の会合で候補者を絞り込む。早ければ週内に理事会で新会長を選定する。

大会関係者によると、検討委はアスリート出身の理事を中心に、男女半々のメンバー8人で構成される。定款上、会長は理事から選ぶことになっている。検討委が選んだ候補者が理事以外の場合、評議員会で理事に選任し、理事会で会長として選定する。

橋本聖子五輪相は16日の閣議後の記者会見で、新会長就任の打診や要請について「全くそのようなことはない」と否定した。新会長については「人事を含めた運営について透明性のある形で対応されていくべき。早期に新しい体制ができることを期待したい」と述べた。

森氏は自身の女性を蔑視した発言の責任をとり、12日に辞任する意向を表明した。森氏は川淵三郎・元日本サッカー協会会長に後任を打診。川淵氏はいったん受諾したが、不透明なプロセスに批判が高まり辞退した。組織委は透明性を確保するため、検討委を立ち上げ候補者選びを進めることにした。

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2021-02-16 01:53:01Z
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