楽天石井一久GM兼監督(47)が侍ジャパンへの楽天勢大量選出を歓迎した。

3日、沖縄・金武キャンプ3日目で侍ジャパンの稲葉篤紀監督の訪問を受けた。打撃練習中に三塁ベンチ前で立ち話。ヤクルト時代の同僚で1学年上の先輩へ「いっぱい援護してもらって助けてもらったこともありますけど、いっぱいミスをされて足を引っ張られたこともあるので、そこらへんはおあいこかなと思います」と笑いを誘いつつ「うわべのコミュニケーションじゃない感じのことをさせていただいた。いろいろ協力できることもあるので、ぜひいろいろ何でも言ってくださいという話はしました」と東京五輪への全面協力の姿勢を示した。

侍ジャパンでも主軸候補の浅村をはじめ、則本昂、松井、涌井、岸ら多くの代表候補を抱える。「(国際大会の経験が)財産になって、またポテンシャルも上がってくると思う。うちのチームからジャパンのユニホームを多く来てほしいし、経験してほしいし、活躍してほしい。できるだけうちのチームから選んでくださいね、という話はしました」と強調した。

8年ぶりに復帰する田中将に関しても「そういうタイミングで帰ってこられるのも田中投手のスーパースターというか、宿命なのかなと思いますし、田中選手にはオリンピックも含めて頑張ってほしいなと思います」と後押し。ドラフト1位ルーキーの早川隆久投手(22=早大)も「いいボールを投げますよ」と紹介したことを明かし「負けられない試合をすることも選手としてはすごく大事な経験なので、いっぱい選手として貴重な財産をつくっていただきたいです」と背中を押した。