Selasa, 29 Oktober 2019

海外FA行使の西武秋山「同級生の姿刺激」一問一答 - 日刊スポーツ

西武秋山翔吾外野手(31)が29日、海外フリーエージェント(FA)権の行使を表明した。侍ジャパンの強化合宿を行う沖縄・セルラースタジアム那覇で記者会見を開き「私、秋山翔吾は昨日、海外FA権行使を球団に伝え、申請しましたことを、ここでご報告させていただきます」と、今オフにメジャー移籍を目指すことを明らかにした。

すでにマリナーズ、Dバックス、パドレス、カブスなど複数のメジャー球団が調査に動いている。国内では楽天とソフトバンクが獲得調査を進め、西武とは残留交渉を行い条件提示を受けている。

以下、主な一問一答

-メジャー挑戦を決めた時期は

秋山 この権利行使のきっかけはライオンズでの9年間もありますし、侍ジャパンに若いころから呼んでいただいて、海外の選手と戦っていくうちに自分の中で、最高峰のメジャーリーグというのを意識しました。それが決断というよりきっかけ。

-国際大会を経験していく中で

秋山 すべてがうまくいった試合だったわけじゃないが、自分のレベルがどれほど通用するか知りたいということと、最高峰の舞台で戦いたいと思い、こういう決断になりました。

-球団の条件

秋山 選べるくらい自信があればいいですけど、どれくらい球団からお話いただけるか分からない。先入観も持たないようにしている。自分がいくチームに関しては試合に出られるかどうかが重要。どういう話がくるか分からないし、自分がどこに行きたいというよりも、必要としてくれるところがあるかどうかの不安が先にある。今はイメージは特別沸いていない。まずは行使が1歩目、その1歩目を踏めたのが今日。

-家族に相談は

秋山 妻とは前から話しはしていた。僕の決断を尊重してくれるということで、チャレンジしたいという方向に進んだ。

-このプレミア12という大会は

秋山 僕自身、メンバーに選ばれ日本代表としてやっていることがここにいる意味。世界一のメンバーになれるよう、世界一のチームになれるように全力尽くすだけ。あとのことは良くても悪くても、自分の結果と受け止めて、チームのためにやり切る大会にしたい。

-同世代でメジャーで活躍する前田健太や、田中将大からの刺激

秋山 同級生の投げている姿は刺激になった。そういう舞台で戦えるように自分もなれたらいい。

-メジャーにいけば東京五輪が厳しくなるが

秋山 稲葉監督と相談し、この大会で必要と言っていただいたので、まずはこの大会に尽くすつもりできた。この後、どういう形になっていくか分からない。国内にいてもメンバーに入れるかどうかさえも分からない。考えても仕方ない。五輪はスポーツをやっている人間からは特別だと思うが。こういうタイミングですし、年齢も年齢。今、ここで野球をやらせてもらっていることに全力を尽くして、その後のことは考えきれないのは、正直なところ。

-夢というよりは力を試したい

秋山 筒香くんの(メジャー挑戦の会見での)話だと松井さん、イチローさんの姿を見てっていうのがあったが、僕が見ていた時というのは現実的じゃなかった。まずはプロ野球選手になりたい、としか思っていなかった。国際大会を経験して、侍ジャパンで高いレベルのメンバーとやっていくうちに、一緒にやったメンバーがメジャーでやっている姿を見てきた。そういうところで自分の力がどれくらいメジャーっていう厳しい世界で、やれるか知りたい、活躍したいという思いが強くなってこういう決断になった。メジャーへのあこがれというより、段々自分に力がついてきたかなっていう実感をしているうちに、ああいう舞台でやるっていうのがどういうものなのか知ってみたいというのがあった。イチローさん、青木さんというのは、僕にとって小さいころからプロに入ってからも、あこがれというか目標の選手ですし、メジャーで数字を残された方々。そういう人たちに少しでも追いつきたいと日本でやってきた。それがよりメジャーで成績を残せたら、あこがれから目標に近づけるのかなと。距離はだいぶありますが、行かないと簡単に近づけるモノじゃない。分からないことがたくさんあると思う。それを知ってみたい。

-メジャーはホームランバッターが多い

秋山 ホームランバッターが9人いるチームが勝つとは限らない。自分のやれることは限られている。その中で特色を出していかないと、残れない世界。自分のスタイルを崩して、行ったことのない世界で違うことやるのは難しい。やれる範囲、やってきたものをやれたらいい。

-どれくらいの時期に決める

秋山 リミットを決めないと、きりがない。ある程度のところで線を引かないといけないことになる。

-プレミア12の位置づけ

秋山 国際大会なので、いろんなスカウト、関係者が見に来る。打って評価が上がる、打てなくて評価下がるのも自分の実力。この大会に出ない、シーズンの成績だけでとってもらえるかも分からない。それよりも稲葉監督にチームに必要だと言ってもらえたことに意義を感じて、来させてもらった意味だと思っている。試合に出る、出ないもあるが、その中で自分のやれることを尽くして、このメンバーで野球をやれていることがありがたい。そのメンバーで世界一を目指す。

-バッターとして動く球を真剣勝負の場で見られることはプラス

秋山 こういう時期にこういう大会で呼んでもらって、自分が能力を高められるチャンス。ずっと勝つために準備し続けられるこの期間は有意義。

-辻監督に報告したときは

秋山 (渡辺)GMもそうだけど、僕がとらせてもらった権利を尊重する言葉をいただいた。「できれば来年もまた一緒にやりたい」という言葉をいただいた。それは僕の気持ちの中でもありますし、その中で挑戦することを尊重していただいたので、感謝しています。

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https://www.nikkansports.com/baseball/news/201910290000567.html

2019-10-29 08:54:00Z
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