◇セ・リーグ 阪神8―3広島(2019年4月30日 甲子園)
阪神がプロ野球平成最後の一戦で2桁安打を放って快勝し、3連勝。先発の秋山は7回93球を投げて3安打無失点の快投で今季初勝利を挙げた。
秋山は打たせて取る投球でアウトの山を積み上げ、6回まで散発2安打のみ。7回には鈴木の左前打と四球で2死一、二塁のピンチを招いたが、代打・西川を二ゴロに仕留めて無失点で切り抜け、この回で降板。2番手の島本はバティスタに3ランを浴びて3点差とされたが、9回は岩崎が締めて逃げ切った。
打線は初回、近本、糸原、糸井の3者連続四球から無死満塁とし、4番・大山は空振り三振に倒れたものの続く福留が押し出し四球を選んで先制に成功。2回には2死一、二塁から糸原の左前適時打で追加点を挙げた。4回には木浪の右中間フェンス直撃二塁打から2死二塁とし、近本が右中間を深々と破る適時三塁打。ドラフト1位ルーキーの近本は連続試合安打を11に伸ばした。7回には糸井と大山の連打で無死二、三塁とし、福留の中堅の頭上を越える2点二塁打と梅野の右犠飛で6点差に。3点差に迫られた直後の8回には糸原の2点三塁打で8―3として試合を決めた。
広島は8連勝の後3連敗。先発・アドゥワは立ち上がりから制球に苦しみ先頭から3者連続四球を与えると、押し出し四球で先制点を献上。5回4安打3失点で先発初勝利はならなかった。打線は8回にバティスタが「平成最後の本塁打」となる4号3ランを放ったが、その裏に3番手・矢崎が追加点を許して反撃ムードがしぼんだ。
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2019-04-30 12:25:00Z
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