AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は24日、グループリーグ第4節を各地で行い、E組首位の鹿島アントラーズが韓国Kリーグ代表の慶南FCに0-1で敗れた。後半18分、慶南の決勝点を叩き込んだのは21歳の日本人MF邦本宜裕。鹿島は今季のACL初黒星を喫し、今節でのグループリーグ突破を決めることはできなかった。
前回王者の鹿島はDF町田浩樹とDF犬飼智也が出場停止のため、DF関川郁万とDF三竿健斗がセンターバック起用。関川はアジアの舞台でプロデビュー戦を迎えた。DF内田篤人を欠く右サイドバックにはACL初先発のDF小田逸稀が抜擢され、リーグ前節仙台戦で好プレーを見せたMF白崎凌兵もアジアデビューを果たした。[スタメン&布陣はコチラ]
鹿島に前半3分、さっそく大ピンチが訪れる。相手のロングボールを受け止めた関川が対応を誤ると、慶南FWネゲバのプレッシングに苦しみボールロスト。最後は戻った関川がカバーリングに入ったが、あわや失点という場面だった。もっとも関川は序盤こそリズムをつかめない時間帯が続いたが、徐々にヘディングとキックで持ち味を発揮した。
それでも中盤で鋭く寄せてくる慶南に対し、なかなか攻めに出られないこの日の鹿島。前半22分、白崎のカットインシュートが枠を外れると、同40分にはMF遠藤康のパスからMF名古新太郎がミドルを狙うもGK正面に飛ぶ。守備では邦本の左足キックに手を焼き、主導権を握り切れないまま前半を終えた。
後半も拮抗した戦いが続く中、先に動いたのは慶南ベンチ。16分までに3枚の交代カードを立て続けに使ってフレッシュなメンバーを送り込んだ。すると18分、慶南は右サイドをMFジョードン・マッチが駆け上がると、鋭いクロスにGKクォン・スンテが目測を誤り、直前に左サイドハーフに移っていた邦本がダイレクトボレーで叩き込んだ。
ビハインドの鹿島は後半18分にFW安部裕葵、同27分にFW山口一真、同34分にFW伊藤翔を投入し、ロングボールを使って攻勢を仕掛けた。しかし、そのまま有効な攻撃を繰り出せずにタイムアップ。鹿島は今節で勝利すれば、他会場の結果次第では2試合を残して決勝トーナメント進出が決まる状況だったが、その好機を生かすことができなかった。
(取材・文 竹内達也)
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2019-04-24 11:50:00Z
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