4番人気のアカイトリノムスメが最後の直線で力強く抜け出しG1初制覇。両親が3冠馬という超良血馬が、牝馬3冠最後の一戦で鮮やかな戴冠劇を見せた。半馬身差の2着は2番人気のファインルージュ、3着には3番人気のアンドヴァラナウトが入り、圧倒的1番人気のソダシは10着に終わった。
真っ白なアイドルが伸びあぐねる直線で、馬場の真ん中を力強く伸びたアカイトリノムスメが、牝馬ラスト1冠をつかみ取った。道中は好位の5番手を追走。直線で内から抜け出しを図るアンドヴァラナウトをかわし、外から迫るファインルージュを半馬身差振り切った。父は無敗のクラシック3冠馬で7冠を手にしたディープインパクトで、母アパパネは牝馬3冠を含む5冠馬。桜花賞4着、オークス2着と春に苦杯をなめてきた良血馬が、秋の仁川で大きく輝いた。
デイリー杯クイーンC勝ち以来のコンビを組んだ戸崎圭は「ある程度、ポジションは取ろうと思っていましたが、馬もそれに応えて、スタートも良く二の脚もついて、いいリズムで運べました。前にソダシを見る形で手応え良く運べましたし、反応良く、直線も伸びて強いレースだったと思います」と胸を張った。
鞍上にとっても格別の勝利となった。アカイトリノムスメとはコンビで3勝を挙げているが、全兄モクレレとは11戦で1勝のみだっただけに、「この血統でG1を勝てたことがとてもうれしい」と喜びを口にし、「返し馬、レース、雰囲気を見ても、今までよりもう一段上がった感じを受けましたね。まだまだ成長するでしょうから、今後が本当に楽しみです」と妹のさらなる活躍を期待した。
国枝師も「アパパネ、その母のソルティビッドと3代やらせていただいて、いい子が出てうれしいです。これからステップアップして、また大きなところを獲っていきたい。(適性は)2000〜2400メートルという距離だと思います」と先を見据える。エリザベス女王杯(11月14日・阪神)、ジャパンC(11月28日・東京)などが候補に挙がるが、「そこはオーナーと話して」と話すにとどまった。ようやく開花した良家のお嬢様が、女王として大舞台を突き進んで行く。
提供:デイリースポーツ
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2021-10-17 21:00:00Z
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