Minggu, 17 Oktober 2021

【日本ハム】斎藤佑樹の引退登板は真剣勝負で四球 笑顔でマウンドを降りベンチで涙 - スポーツ報知

◆パ・リーグ 日本ハムーオリックス(17日・札幌ドーム)

 日本ハムの斎藤佑樹投手が現役最終登板を飾った。4ー3で1点リードの7回。栗山英樹監督が投手交代を告げた。三塁ベンチから小走りで出てきた背番号1。「上沢に代わりまして、斎藤佑樹」。なつかしの登場曲「勇気100%」が札幌ドームに流れた。

 真っ向勝負を挑んだ。1番・福田に対し初球は129キロでストライク。2球目はボール球の129キロで1ー1。3球目の外角125キロでファウルを打たせ追い込んだ。116キロのボール球で2ー2。5球目は126キロでファウル。125キロの低めが見逃されフルカウント。7球目は125キロが見逃され四球となった。

 2軍ラスト登板だったイースタン・DeNA戦(鎌ケ谷)はこらえきれず涙。この日は真剣勝負の末の四球に苦笑い。本拠地の拍手に右腕を挙げて応えながらベンチに退いた。ファンの前では笑顔も、ベンチに戻った背番号1は涙。栗山英樹監督も目を潤ませていた。

 06年の夏の甲子園で早実のエースとして「ハンカチ王子フィーバー」を巻き起こした。決勝では田中将大(現・楽天)擁する駒大苫小牧と、引き分け再試合の死闘の末に夏制覇。早大を経て、4球団競合の末に10年ドラフト1位で日本ハムに入団。故障に苦しみながらも、戦い抜いた11年のプロ野球人生に幕を下ろした。

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2021-10-17 07:56:00Z
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