凱旋門賞 日本馬、初の優勝ならず 9回目挑戦の武豊も及ばず（毎日新聞） - Yahoo!ニュース - スポーツナビ

　世界最高峰レースの一つであるフランス競馬の第100回凱旋門賞（GⅠ、芝2400メートル）は3日、パリロンシャン競馬場で14頭が出走して行われ、有馬記念などGⅠ4勝のクロノジェネシス（5歳牝馬）は7着、前哨戦のフォワ賞（仏GⅡ）を制して臨んだディープボンド（4歳牡馬）は14着で、日本馬初の優勝はならなかった。ドイツ馬のトルカータータッソ（4歳牡馬）が優勝した。 　クロノジェネシスは最後の直線を2番手で迎えたが、伸びを欠いた。中団でレースを進めたディープボンドも失速した。ディープインパクト産駒で日本生まれのアイルランド馬、スノーフォール（3歳牝馬）は6着。9回目の凱旋門賞挑戦となった武豊はアイルランド馬のブルーム（5歳牡馬）に騎乗し11着だった。 　日本馬は1969年のスピードシンボリを皮切りに凱旋門賞に挑戦してきた。最高成績は99年のエルコンドルパサー、2010年のナカヤマフェスタ、12、13年のオルフェーヴルの2着。06年のディープインパクトは3着に入線したが失格となった。 　クロノジェネシスは栗東・斉藤崇史厩舎（きゅうしゃ）所属。父バゴは04年に凱旋門賞で優勝しており、「親子制覇」も懸かっていた。昨年は有馬記念（GⅠ）を制し、今年は宝塚記念で連覇を果たすなど、実績は国内随一で期待を集めていた。 　ディープボンドは栗東・大久保龍志厩舎所属。祖父ディープインパクト、父キズナとの親子3代にわたる挑戦だった。今春の天皇賞・春で2着に入り、9月には凱旋門賞と同じコース、距離で行われたフォワ賞で優勝。日本よりも馬力を必要とする欧州の馬場への適性が評価されていた。【大谷津統一】

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2021-10-03 14:46:11Z
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