MFアンドレス・イニエスタの人生初の古巣戦。FWダビド・ビジャ、MFセルジ・サンペールのバルサ出身3人がスタメンに名を連ね、注目の一戦に臨んだ。[スタメン&布陣はコチラ]
前半4分にイニエスタがミドルシュートを放ち、あわやという場面を作って会場を沸かすが、その後はバルセロナがボールを持ち続けて試合を進める。そんな中でもイニエスタは柔らかいタッチからのパスで違いを作るが、チームとしてなかなかシュートまで持ち込ませてもらえない。
前半は何とかスコアレスで耐えたが、前半40分にカウンターからFW小川慶治朗からの折り返しを受けたイニエスタのミドルも、GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンに簡単にキャッチされた。
後半に入るとイニエスタやビジャはお役御免。神戸はGK前川黛也とサンペール以外の9人を変更。一方のバルセロナは、11人全員を交代した。
そして後半に入っても試合展開は変わらない。すると同14分、MFカルレス・ペレスがFWマルコムからのリターンパスを受けると、GKの股下を抜くシュートで先制点を奪う。同32分には左サイドをDFギエム・ハイメが崩してチャンスを作ると、ゴール前でフリーになっていたマルコムが左足で合わせるが、シュートは惜しくもクロスバーを叩いて追加点にはならなかった。
だが後半41分に左サイドからのボールを受けたペレスが、一人をかわして豪快に左足を振り抜く。これが右ポストを叩きながらもゴールネットに収まり、ダメ押し点になった。2万7720人が詰めかけた一戦は、バルセロナの貫禄勝ちとなった。
(取材・文 児玉幸洋)
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2019-07-27 10:54:00Z
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