日本記録保持者の大迫傑(すぐる、28=ナイキ)が、東京オリンピック(五輪)代表へ大きく前進した。 自らの日本記録2時間5分50秒を更新する2時間5分29秒でフィニッシュ。日本人トップの4位に入り、五輪代表3枠目の最有力候補になった。8日のびわ湖毎日マラソンで記録を破られなければ、東京五輪代表に内定する。

    ◇   ◇   ◇

日本実業団連合から贈られる1億円の賞金の使い道について、大迫は未来のランナーのために投資する意向を示した。「どうなるのか分からない」とした上で「これから育っていく選手のために使っていけることもあるのかな」。また来春をめどに新たなマラソン大会を創設する。現役選手では異例の試みを目指しており、その費用にも充てるという。