2年連続で同じ顔あわせとなった決勝は、世界2位のラファエル・ナダル(33=スペイン)が、12度目の全仏優勝を飾った。

同4位で、4大大会初優勝を狙ったドミニク・ティエム(オーストリア)に6-3、5-7、6-1、6-1で勝ち、12度の優勝は、4大大会1大会での優勝回数として、男女を通じて歴代最多となった。また、4大大会通算18度の優勝は、フェデラー(スイス)の持つ歴代最多20度の優勝に、残り2勝と迫った。

2度目のマッチポイントで、ティエムのフォアのリターンがアウトすると、ナダルは、そのまま赤土の上で大の字になった。ナダルは、セットを分け合った第3セットからギアをアップ。疲れからか集中力が落ちたティエムを圧倒した。第3、4セットで、1ゲームずつしか落とさない圧勝で勝利をつかんだ。

◆全仏オープンの興奮を再び。6月13日に、男女シングルス決勝ほかを、WOWOWライブで録画放送。