ゴルフの日本女子アマチュア選手権は28日、愛媛県のエリエールGC松山(6536ヤード、パー72)で最終ラウンドを行い、首位に3打差の3位から逆転優勝を狙った“ミレニアム世代”古江彩佳(19)が前代未聞の“惨事”に見舞われた。
首位に4打差で迎えた10番第2打地点でのこと。大会を主催する日本ゴルフ協会(JGA)の竹田恆正会長を乗せたカートが古江のクラブを積んだカートを追い越す際に古江の3Wに振れてこれを真っ二つに切断した。続く11番パー5の第2打地点でたまたま自家用車に積んでいた予備の3Wを補充したが、ほとんど打ち込みを行っていないこの3Wでのショットはハーフトップに。その後は手になじんだクラブを突然失ったショックから涙が止まらず、それを隠そうとサングラスでプレーを続けた。事件の起こった10番で5メートルのバーディーパットを沈め、13番から連続バーディーを奪うなど、懸命にトップを追ったが、結果は優勝した西郷真央(17=千葉・麗沢高3年)とは4打差の5位だった。
「人に当たっても仕方ないし、もっと強くならなきゃと思ってプレーしたんですけど、ダメでしたね」と罪を憎んで人を憎まず。試合後は周囲に笑顔で気丈に振る舞った。
問題のカートを運転していたJGAの山中博史専務理事は「全て私の責任。今思えば追い越す必要はなかった」と報道陣の前で釈明したが、この日、古江本人や保護者への謝罪や説明は正式な形では行われなかった。竹田会長もかかわった権威ある日本選手権で起こった起こってはいけない事件。今後、波紋を呼びそうだ。
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2019-06-28 10:05:00Z
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