予想どおりで期待外れだった。
0-4という結果はあらかじめ覚悟していたものだが、試合内容には物足りなさが残った。
日本時間の6月18日午前に行われた、コパ・アメリカの日本対チリ戦である。
サンパウロのモルンビースタジアム周辺には、キックオフの数時間前からチリのサポーターが集まっていた。日本にとっては紛れもないアウェイだが、南米特有の狂おしいほどの熱狂は感じられない。6万7000人あまりを収容するスタンドは、観客のいないシートがあからさまに目立っていた。
日本相手に気を緩めなかったチリ。
とはいえ、チリの熱量には確かなものがあった。
昨夏のロシアW杯出場を逃したチリは、コロンビア人のレイナウド・ルエダ監督に再建を託した。ところが、ダービー関係にあるペルーに0-3で完敗し、メキシコにも1-3で敗れるなど、新監督就任後もチーム状況は上向いてこない。指揮官は批判にさらされてきた。
さらに言えば、コパ・アメリカのディフェンディング・チャンピオンは初戦と相性が良くない。'07年大会でブラジルがメキシコに0-2で敗れ、'11年大会のブラジルはベネズエラと0-0で引き分けた。前回王者として臨んだ'16年大会のチリも、アルゼンチンに1-2で競り負けた。
試合後の記者会見に登壇したルエダ監督は、「チャンピオンのシンドロームを払しょくするために、選手たちはハングリーな精神で試合に臨み、強い結束力を見せてくれた」と話した。
日本相手に失態を演じるようなことがあれば、チリは猛烈な向かい風にさらされるのは必至だ。極東からやってきた招待国との初戦に、彼らが気を緩めることはなかったのである。
https://number.bunshun.jp/articles/-/839733
2019-06-18 07:30:00Z
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