日本代表デビューを飾ったDF原輝綺(鳥栖)。4-2-3-1の右SBの位置に入った男の前に構えていたのは、チリ代表FWアレクシス・サンチェスだった。
試合開始18分だった。チリのカウンターを浴びると、ドリブル突破を図るサンチェスをファウルで止めて危機を防いだものの、イエローカードが提示されたことで、アグレッシブな守備に制限がかかるかと思われた。しかし、過去に自身を成長させる経験があったことで、原はその後も慌てずに世界的名手に対応した。
その経験というのが、昨年9月に行われたアジア大会決勝・韓国戦で、トッテナムFWソン・フンミンと対峙したことだった。右CBに入っていた原に左ウイングの位置に入ったソン・フンミンが幾度となく襲い掛かった。当時は韓国代表エースの対応で後手に回ったが、「ソン・フンミンを体感して世界レベルを知れたので、サンチェスとやるときに落ち着いて対応できた」と粘り強く対応した。
「韓国戦ほど突破されるシーンや崩されるシーンはなかった。見ている人によって違うかもしれないけど、僕の中ではすごく自信になるし、良い経験になる」
しかし、3失点目では目の前でサンチェスにダイビングヘッドを突き刺され、チームとしても4失点を喫するなど、決して納得のいく結果にはならなかった。次戦ウルグアイ戦は中2日で行われるため、「次に向かわないといけない」と視線を上げて次戦へと向かう。
(取材・文 折戸岳彦)
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2019-06-18 09:14:00Z
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